減圧症の治療
高圧酸素療法がほぼ唯一の治療法である。自然治癒はしないものと考えた方が良い。発症後できる限り早い時期に治療を開始
することで、後遺症を最小限に留めることができる。特に重症の場合は一刻を争い治療を開始する必要がある。緊急的には、
再度潜水して気泡を縮小させ症状を軽快させる(フカシと言う)ことも行われないわけではないが、一般には推奨されない。
救急処置として(常圧の)純酸素を呼吸させることで、血管の閉塞に起因する低酸素状態から発生する障害や後遺症をある程
度緩和できる可能性が高い。減圧症を発症した場合には、可能な限り早期に最寄の医療機関を訪問し、あるいは救急車を呼ぶ
などして酸素吸入を開始し、その後高圧酸素療法を施行可能な医療機関に移送すべきである。
高圧酸素療法は、どこの医療機関でも施行可能な治療ではないが、大学病院等の高度医療機関、労災病院、沿岸部の公立病院
等、減圧症患者の来訪頻度が高い医療機関には施行設備が設置されている場合が多い。また徳洲会系列の病院は、経営方針と
して高圧酸素療法の施行設備を有している場合が多い(高圧酸素療法の施行設備を有する徳洲会系列の病院一覧)。同時に多人
数の患者を治療することはできないため、訪問予定の医療機関が、減圧症患者の受け入れ可能な状態にあるか否か、あらかじ
め確認してからの受診が望ましい。
潜水病の医学的研究機関として海上自衛隊の潜水医学実験隊が横須賀市に設立されている。また、空中での減圧症については
、航空自衛隊の航空医学実験隊で研究されている。
予防
減圧症は環境圧の急激な変化で発生するため、少しずつ圧力に体を慣らす事で防ぐことができる。戦闘機搭乗や宇宙遊泳など
の場合には、減圧症を発生させにくい純酸素を呼吸して予防することもできる。
特殊な環境下でなければ減圧症にならないので、スクーバダイビングなどをする場合にのみ注意すればよい。一般に、スクー
バダイビングを行ってから24時間以上経過しなければ、飛行機に搭乗してはならない。また、ダイビングの直後に高山に登っ
てはならないなどの指導がある。
なお、潜水直後の飲酒は減圧症を招きやすく危険である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ケーソン病とも呼ばれるそうです。こんな病気があったことは知りませんでした。